奈良といえば靴下、靴下といえばタビオ

どうも、ソックスシステムです。

2022年7月8日、元首相が射殺されるという前代未聞の事件が起こりました。かなりインパクト強めな出来事で、世間がざわつきました。日本で銃殺なんて暴力団絡みしか思いつきませんからねえ。

しかし、同じ奈良県内にて靴下を扱う者たちにとっては重要なニュースが、同じ年の1月6日に起こっている。

なんとTabioの会長が車に撥ねられ急逝したのだ。

Tabio会長、事故死

6日午後6時25分ごろ、奈良県広陵町三吉の町道で、道路を歩いて横断していた夫婦が軽トラックにはねられ死亡した。捜査関係者によると、死亡したのは靴下専門店「靴下屋」を展開するタビオ(大阪市)の創業者で会長の越智直正さん(82)と妻の麗子さん(71)

出典:産経新聞

このニュースを聞いた瞬間、咄嗟に王将の社長の事件が頭をよぎった。

やはり大きな会社は、主にお金関係ではあると思うが、利害関係のある団体などから恨みを買いやすい立場にある。

色々と奈良にある靴下工場を訪問する中、少なからずタビオに対して不満を漏らす声を聞いたことがあるのは事実。稚拙な考えの自分は、この件が王将の件と重なってしまい、とても恥ずかしく残念だったことを思い出す。

この場を借りて、ご冥福をお祈りいたします。

Tabio創業者/会長の越智氏

タビオの創業者で会長の越智直正

越智直正(おち・なおまさ)

1939年愛媛県生まれ。靴下問屋での丁稚奉公から、一代で全国チェーン「靴下屋」を築き上げた。



普段は靴下を履かないということでも有名だったが、健康上の理由から着用することになる。それを機に社長の座を譲った。

素足にサンダルは50数年来の習慣です。出張以外は靴下を履かずに社長業を続けてきました。商品の仕上がり具合や履き心地をより正確に確かめるには、普段からはだしでいるのが一番だからです。

医師から「足を冷やすのはよくない。せめて冬の間は靴下を履かんといかん」と言われましてな。僕は「嫌です」と言うたんですが、嫁はんがどうしても「履け」と言いまんのや。それでしぶしぶ履くようになった。1月とか2月の寒い時期だけだけどね。

 でも、それって、「靴下より命のほうが大事になってもうた」ということでしょ。商売人は自分のところで売っとるものを、命より大切にせんといかんと違いますか。

出典:日経ビジネス

なんという熱意。「靴下より命のほうが大事になってもうた」という言葉は裏返せば「命より靴下のほうが大事」ということ。そんな前提で生きていたなんて、次元の違う考え方になりそうだが、実際にそんなエピソードを見つけた。

60歳過ぎて自分が靴下を本当に好きだってことに気付いたんですわ。
今でも油断したら靴下のことを考えているからね。花見に行っても「この桜、ええ色やなあ。うちの靴下に再現できんかなあ」とかね。

出典:相続・事業承継プロフェッショナル

靴下を商いにする者としては、花見に行って酒を飲んでるようでは三流以下。花より団子より靴下、ってことです。

それは言い過ぎですかね。会長も花見で酒飲んでたからこその思いつきかもしれませんしね。。。

靴下を種から作る

靴下を種から作る。常識のある大人はわかると思うが、花が咲いて靴下の実ができるわけではない。

原料であるコットンを自分たちで作るということである。

「理想の靴下をつくりたい、自分たちの手で『原料』から研究したい」
プロジェクト総責任者でもある、タビオ株式会社代表取締役会長 越智直正は我々タビオ社員に常々こう語る。

文字で書くのは簡単だが、飲食店に例えるなら料理に使う食材を自家栽培から、しかも相応しい品種と栽培方法の研究から始めるようなものだ。
そこには料理人としての知恵だけでなく、生産者としての知見と労力も必要になる。

利益や効率性だけではない、靴下に全てを捧げるタビオの想いがこの畑には広がっている。

出典:Tabio

まだまだSDGsやサスティナブルなどの言葉が一般的でなかった2009年からプロジェクトを開始しているのも、先見の明ってヤツですね。素晴らしい。

このプロジェクトで収穫されたコットンはオリジナル靴下となり販売されているので、「靴下屋」の公式オンラインストア〜Tabioで購入し足を通せば、きっと越智会長の想いが伝わることでしょう。

ちなみに、今ならお得っぽいです。



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