ソックスのシステム
どうも、靴下の為なら、ソックスシステムです。
ソックスシステムという、この名前。
最近の若い人は知らないかもですが、
脳内メーカーに入力すると
こうなります!
、、、結構ふざけた感じになってしまいましたが根は真面目なんです。
今回は
なんでソックスシステムなのか
なんで靴下屋を始めたのか
っという原点回帰的なお話になります。
靴下業界の問題点
日本で靴下が最も多く作られているのが、奈良県。
そう!シカがいるところ。
奈良の靴下生産量は、ストッキングなどを含めると、国内シェア約35%(2017年時点)で全国1位なんです。
ソックスに限れば、約63%を占めています。靴下の生産は、明治43年に大和高田市と広陵町で始まりました。
もともとこの場所は、奈良盆地にあり、降水量が年間1500mmしか降らず、水不足に悩まされていました。
そのため米造りには向かず、江戸時代から綿が作られていて、それが靴下作りにつながっていきましたNEWSポストセブンより引用
明治43年=西暦1910年
もちろん奈良以外にも靴下の工場はたくさんあります。
しかしどこも現在は
職人達の高齢化、後継者不足が深刻になっています。
基本的には注文を受ける側、という下請け企業が多く、
弱い立場、不利な取引条件に陥りやすい側面もあります。
もっと現場に踏み込んでみると
お客さんからいただいたデータを靴下の編み機に読み込ます際
カセットテープやフロッピーを使っていたりします。
そんな感じだから仕様書をFAXで受け取っていたり。
いわゆるIT化で
FAXとかフロッピーはマジ卍オワコン状態です。
逆に、お客さんの方向から見ると
作り方が分からない。
Tシャツだったらシルクスクリーンでプリントとか
なんとなく雰囲気は分かりますが
靴下の作り方は想像しにくい。
さらに、ロットが多い。
ほとんどの工場が最小ロット500〜1000足、よくて300足。
自分でブランドを立ち上げたばかりの方や
スポーツチームのユニフォームとしては
そこまで数は作らなくていい。
などなど、知れば知るほどに問題点があるんだなっということに気づきました。
システムを変える
タオルばりに使うじゃないですか、靴下って。
消耗品だし、たくさんあるのは無いより全然いい。
時代の変化で紙の印刷物なんかは減ってしまいましたが
靴下は、きっとこの先もなくなることはないのかなと。
じゃあやっぱり、今のこのシステムのまま放っておくのは良くないんじゃないか
改善点を把握しているのに、見て見ぬ振りをするのは違うんじゃないか
おせっかいかもしれませんが
ソックスのシステムを変える!
そんな気持ちからスタートしました。
あとは、ガンガン動くのみ。
自分を信じてくれる人たちと一緒に
明るい未来を目指して奮闘したいと思います。